皆さん、ハイローオーストラリアのペイアウト率が変更されたことをご存じでしょうか。
もしかしたら、突然の変更に驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。というよりも、利用サービスのペイアウト率が突然変更されると、驚かれる方は決して少なくないでしょう。
過去にも、ハイローオーストラリアでは同様の形の変更が行われたことが何回かありましたが、毎回世間の話題をさらっていきました。
現在、ハイローオーストラリアのペイアウト率は取引の方法と時間によって異なります。
ペイアウト率の幅は1.85~2.20の間となっており、取引の難易度が低いほど、ペイアウト率も低く設定されています。
本記事では、2021年最新版のハイローオーストラリアペイアウト率に加えて、ペイアウト変更倍率について解説しています。ハイローオーストラリア初心者にもわかるように解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
2021年現在のハイローオーストラリアのペイアウト率
バイナリーオプションでは、同一の銘柄・通貨のペアであっても、時間帯によって異なるペイアウト率が採用されていることが多々あります。そのような場合に注意が必要な点は、「率」の調整が行われていないかどうかということです。
経済指標の動向等により、確実にレートの変動が予想される場合に、業者が有利になるように率の調整が行われないとも限りません。
その点、ハイローオーストラリアでは、選択した取引の形態と時間によって率はあらかじめ固定されており、上記のような調整が行われる余地はありません。なお、各取引の形態ごとの率は、次の表のとおりです。
取引の形態 |
15分 | 1時間 | 1日 |
HighLow |
1.85倍 | 1.90倍 |
1.95倍 |
HighLowスプレッド | 2.00倍 | 2.00倍 |
2.00倍 |
取引の形態 |
30秒 | 1分 | 3分 | 5分 |
Turbo |
1.95倍 | 1.90倍 | 1.90倍 |
1.85倍 |
Turboスプレッド | 2.30倍 | 2.20倍 | 2.05倍 |
2.00倍 |
各取引の形態ごとの率は、難易度によって定められています。難易度は、時間が短かかったり、スプレッドが有ったりする方が高くなるため、抱えるリスクが大きいほど、リターンも大きくなる形となっています。
そのため、単純にペイアウト率だけを考えて取引の方法を選択するのではなく、状況に応じて適切に判断していくことが大切になります。
ペイアウト率の変更点
突然のペイアウト率の変更というとネガティブなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、その実体は各取引時間の利用率調整といった意味合いが強いと考えられます。
取引の時間をペイアウト率に左右されるのは余り良いことではないかもしれませんが、大きく率が改訂された場合は一考する必要があります。今回の率の変更は、次のとおりです。
HighLow
取引の時間 |
変更前 | 変更後 | 変更幅 |
15分 |
1.88倍 | 1.85倍 | -0.03 |
1時間 | 1.89倍 | 1.90倍 |
+0.01 |
1日 | 1.90倍 | 1.95倍 |
+0.05 |
Turbo
取引の時間 |
変更前 | 変更後 | 変更幅 |
30秒 |
2.00倍 | 1.95倍 |
-0.05 |
1分 | 1.95倍 | 1.90倍 |
-0.05 |
Turboスプレッド
取引の時間 |
変更前 | 変更後 | 変更幅 |
30秒 |
2.20倍 | 2.30倍 |
+0.10 |
1分 | 2.10倍 | 2.20倍 |
+0.10 |
ハイローオーストラリアのトレーダーのなかには、転売を活用して、5分・15分取引により収益をあげている方も少なくありません。
1時間の取引のペイアウト率の改善は喜ばしいことですが、1日の取引については利用するトレーダーが少ないため、せっかくの率改善の恩恵を受けることは難しいでしょう。
また、15分の取引では、これまでの率で満期までポジションを保持した場合に必要となる勝率は53%でしたが、率が1.85倍に変更されてしまったため必要な勝率が54%となってしまいました。
バイナリーオプションにおいては、この1%差はとても大きなものであるため、より転売を活用し利益の確保を目指していく必要がありそうです。
さらに、今後はペイアウト率が改善された1時間や1日の取引によりポジションを取った上で、転売を行っている方法も検討することになりそうです。
ペイアウト率の変更に伴う影響
ペイアウト率の変更に連動して、取引利益額と損益分岐額についても影響がでてきます。それぞれに、どのような影響がでてくるのか確認していきましょう。
トータル利益額への影響
まず、ペイアウト率の変更に伴い、利益額の増減が発生します。具体例として、15分、1時間、1日の取引で変更前後の利益差を計算してみることにしましょう。
計算の前提条件は、次のとおりとし、各取引の利益差の計算を行っていきます。
1回の取引の金額・・・50,000円
取引の総回数・・・200回
取引における勝率・・・60パーセント
・15分取引
変更前利益額(1.88) |
変更後利益額(1.85) |
利益額差額 |
1,280,000円 |
1,100,000円 |
-180,000円 |
・1時間取引
変更前利益額(1.89) | 変更後利益額(1.90) |
利益額差額 |
1,340,000円 | 1,400,000円 |
+60,000円 |
・1日取引
変更前利益額(1.90) | 変更後利益額(1.95) |
利益額差額 |
1,400,000円 | 1,700,000円 |
+300,000円 |
今回は、50,000円・200回で試算を行いましたが、取引金額や回数が多くなるに従い、利益額の差額も大きくなっていきます。
よって、長期的な視点から考えた場合、ペイアウト率の変更は利益額に大きな影響を与えるということになります。
損益分岐点への影響
ペイアウト率の変更は、利益額だけでなく、損益分岐点にも影響を及ぼします。
先程と同じように、15分、1時間、1日の各取引ごとにその影響を確認していきましょう。
・15分取引
変更前損益分岐点 |
変更後損益分岐点 |
変更による差違 |
53.19パーセント |
54.05パーセント |
+0.83パーセント |
・1時間取引
変更前損益分岐点 |
変更後損益分岐点 |
変更による差違 |
52.91パーセント |
52.63パーセント |
-0.28パーセント |
・1日取引
変更前損益分岐点 | 変更後損益分岐点 |
変更による差違 |
52.63パーセント |
51.28パーセント |
-1.35パーセント |
利益を計上するためには、損益分岐点を上回る勝率を保つ必要があります。
今回の変更により、15分取引の難易度は上がり、1時間及び1日の取引の難易度は下がったということができます。
ハイローオーストラリアのペイアウト率の変更は稀にある
今回のペイアウト率の変更は、15分取引をメインに取り組んでいる初心者の方には大きな打撃となるかもしれません。しかし、基本的にこのような、変更はそう頻繁に行われるものではありません。
長期的な視点をもって、取引に取り組んでいる方であれば、必ずバックテストや分析を行っていることかと思いますので大きな影響はないはずです。
適切な分析等を行いながら取引を行っていれば、ペイアウト率が変更されたとしても継続して勝率を保つことができるため、大きな損失を被ることはないでしょう。
海外バイナリーオプション業者のペイアウト率比較表
下記では、ペイアウト率のキャンペーン実施中のハイローオーストラリアの倍率と、他者のものをとりまとめててみました。
ハイローオーストラリア
HighLow |
1.80倍から1.90倍 |
Turbo |
1.85倍から1.95倍 |
Turboスプレッド |
2.20倍 |
ザオプション
HIGH/LOW |
1.77倍から1.80倍 |
短期取引 |
1.82倍から1.83倍 |
スプレッドHIGH/LOW |
2.00倍 |
トレード200
RETURN200 |
2.02倍 |
短期 |
1.74倍 |
ハイロー |
1.76倍 |
ソニックオプション
レンジ |
2.02倍 |
短期 |
1.74倍 |
ハイロー |
1.76倍 |
ファイブスターマーケッツ
ハイロー |
1.50倍から1.80倍 |
WowFX |
自己設定(最大3倍) |
上記の中で最も高いペイアウト率は、ファイブスターマーケッツの3倍ですが、一定のラインを要求される条件が付された取引となります。
3倍という率は非常に魅力的なものではありますが、その難易度も魅力に伴い高くなっています。
経験を積んだ方ならともかく、初心者の場合は無理にファイブスターマーケッツの挑戦するよりも、2倍程度の率が設定されているハイローオーストラリアを利用する方が安定した利益を出せるでしょう。
今後もハイローオーストラリアのペイアウト率には注目
ペイアウト率の変更が発表された場合は、必ず公式サイトで確認するようにしましょう。
今回の変更をまとめると、次の表のとおりです。
取引の種類 |
変更前 | 変更後 | 変更による差 |
30秒 |
2.00倍 | 1.95倍 | -0.05倍 |
1分 |
1.95倍 | 1.90倍 | -0.05倍 |
15分 | 1.88倍 | 1.85倍 |
-0.03倍 |
1時間 | 1.89倍 | 1.90倍 |
+0.01倍 |
1日 | 1.90倍 | 1.95倍 |
+0.05倍 |
上記の表を確認すれば、15分のペイアウト率が下がり、1時間及び1日の率が上がっていることが見て取れます。15分を利用している方にとっては悪い知らせではありますが、裏返せばそれだけ15分を利用している方が多いということです。
利用者が多いということは、15分取引では利益を上げやすいということに繋がります。
必要な勝率は約54パーセントですので、今回の変更を機に、これまであまり15分を利用してこられなかった方も一度15分によるトレード戦略を検討してみるのも一つかもしれません。
ハイローオーストラリアでは、デモトレードのサービスもあるので、ハイローオーストラリアに興味ある方はぜひトライしてみてください。