ハイローオーストラリアの人気取引にスプレッド取引があります。通常のハイロー(HighLow)取引と比べて、その利益額が大きくなることが人気の理由です。
しかしながら、スプレッド取引は、日本ではあまり馴染み深い方法ではないため、ご存知ではない方も多くいらっしゃるかと思います。
本記事では、そんな方々に向け、ハイローオーストラリアで利用できるスプレッド取引について、説明させていただきます。
目次
ハイローオーストラリアのスプレッド取引とは
ハイローオーストラリアのスプレッド取引は、売値と買値で建値されたオプション取引です。外国為替市場では、基本的な価格設定方式となっています。
ハイローオーストラリアにおけるスプレッド取引では、2.00倍程度のペイアウト率が採用されており、投資額を倍増させることが可能です。
大幅な市場変化を期待して、高いペイアウト率を求める方にはおすすめの取引方法といえます。
そもそもスプレッドって何?
そもそもスプレッドとはなにかというと、通貨売買取引における売値と買値の差額のことです。
たとえば、日本円でアメリカドルを購入する場合と、アメリカドルを売却して日本円に換金する場合とでは、その金額には差があります。
つまり、スプレッドというのは、為替換金時の手数料にあたりますので、その幅が広い場合は、投資家にとっては不利な状況といえるでしょう。ハイローオーストラリアをはじめとするバイナリーオプションにおいては、このスプレッドを用いた取引が存在します。
ハイローオーストラリアのスプレッド取引
ハイローオーストラリアにおけるスプレッド取引では、取引チャート上にレンジ幅を設定し、相場の取引価格が取引時間の終了時点でその設定した幅を超えて上回っているか、下回っているかを投資家が予想を的中させることができた場合に利益を得ることができる仕組みとなっています。
バイナリーオプションでは、取引時の為替値と取引終了時点の為替値が同じ場合、ハイを選択した投資家にも、ローを選択した投資家にも資金は配当されず、業者が投資額を総取りすることになります。
もともとのスプレッドの意味である「延ばす、広げる」からも分かるように、業者が総取りできるレンジの幅を拡大する取引がスプレッド取引なのです。
スプレッド取引のペイアウト率
スプレッド取引を説明するにあたり、ハイローオーストラリアにおけるスプレッド取引と通常の取引の相違点についても説明していきます。
ハイローオーストラリアでは、上記2つの取引方法において、異なるペイアウト率が採用されています。それぞれのペイアウト率については、次のとおりです。
≪スプレッド取引≫
HighLow スプレッド 2.00倍
Turbo スプレッド 2.00倍から2.30倍
≪通常の取引≫
HighLow 1.85倍から1.95倍
Turbo 1.85から1.95倍
どちらの取引方法でも、取引の時間や銘柄によりペイアウト率は異なります。また、それぞれの取引方法では、大きくペイアウトの率が異なることを確認いただけたかと思います。
スプレッドが設定されているために、ペイアウト率に大きな差が発生しています。
バイナリーオプションでは、何十回、何百回と取引を重ねていくものなので、このペイアウト率の差はどんどん積み重なり大きなものとなっていきます。
また、各取引のペイアウト率・ペイアウト率の変更に関しては、下記ページでご確認ください。
2種類のスプレッド取引
ここからは、ハイローオーストラリアで設定されているふたつのスプレッド取引(HighLowスプレッドとTurbo スプレッド)の内容について説明していきたいと思います。
HighLow(ハイロー)スプレッド
HighLow スプレッドは、レンジ幅を通常のHighLow取引に設定した取引です。取引の終了時点で、為替値がレンジ幅を超えて上回っているか、下回っているかの予想を的中させることができれば、利益を得ることができます。
基本的な取引のルールは通常のHighLow取引と変わりありませんので、特段難しい取引というわけではありません。
しかしながら、スプレッドのレンジ幅が設定されているため、小さな値動きの場合は利益を得ることができず、大きな為替変動の動きを読み取ることが利益獲得に欠かせません。
取引の時間は15分、1時間、1日の3パターンあり、ペイアウト率は2.00倍程度に設定されています。
対象銘柄は、通過ペアが17種類、仮想通過が4種類、株価指数が10種類に加えてゴールドを選択することができます。
詳しい通貨ペアに関しては「HighLow/HighLowスプレッドの通貨ペア」にてご紹介しております。
Turbo(ターボ)スプレッド
Turbo スプレッドは、レンジ幅を通常のTurbo取引に設定した取引です。Turbo取引というのは、HighLow取引の取引時間を短縮した取引です。設定されている取引の時間は、30秒、1分、3分、5分とかなり短く設定されています。
その設定時間の短さから、取引時間内に値動きが全くないということも多々ありえます。
また、HighLow取引と違う点として、取引途中の転売が不可能という点がありますので、取引時には注意しておきましょう。
Turboスプレッドでは、上記で説明した短期の取引時間に加え、レンジ幅も設定されるため、短期間での大きな価格変動を予想することが要求されます。
最も短い取引時間は30秒であるため、その間にレンジ幅を超えて変動する値動きを予想することは、HighLowスプレッドと比較しても難易度は高いといえるでしょう。
Turbo スプレッドのペイアウト率は、2.00倍から2.30倍に設定されています。また、採用されている銘柄は、通過ペアが7種類となっています。
詳しい通貨ペアに関しては「Turbo/Turboスプレッドの通貨ペア」にてご紹介しております。
スプレッド取引で勝率を上げる方法
通常のHighLow取引やTurbo取引とことなり、スプレッド取引では、必ず業者側が利益を獲得するレンジ幅が設定されています。
そのことを考えると、スプレッド取引は通常の取引と比べると難易度が高くなっていることが理解できると思います。
特に、相場の値動きが小さくなっている状況では、設定されたレンジ幅を超える予想を行うことは、非常に難しいといえるでしょう。
スプレッド取引で利益を獲得するためには、相場の動きをよく確認することが必要です、
利益を獲得しやすい相場パターンも存在します。ここからは、そのような相場パターンの4つの代表的なものを紹介していきます。
ボラティリティーの大きいトレンド発生時
まず、一つ目は、設定されたレンジ幅を超えることが出来る強さを持ったトレンドが発生している場合です。
ただし、単純にトレンドが発生していればよいということではなく、そのトレンドの強さが重要になってきます。
トレンドの強さを確認するためには、トレンドラインを作成し、その上昇幅を確認する作業が必要になります。
トレンドライン作成時には、通常利用しているものよりも一段階短い時間足を利用し、トレンドラインの傾斜をみるようにしましょう。
トレンドラインが十分な傾斜を持っている場合には、そのトレンドがレンジ幅を超える強さを持っていると考えられます。
ボラティリティーの大きいレンジ相場発生時
続いては、スプレッドの幅を超えるようなレンジ相場を形成している場合です。
レンジ相場を確認するためには、サポートラインとレジスタンスラインが役立ちます。レンジ相場の振り幅が、設定されたレンジ幅を超える場合は、スプレッド取引への挑戦を考えることが可能です。
レンジ相場の、天井圏から底値圏までの幅と設定されたレンジ幅を比較し、検討を進めていきましょう。
しかしながら、取引時間終了時点でレンジ相場の天井又は底値に位置している必要がありますので、
といえます。レンジ相場でスプレッド取引に挑戦する場合は、相場の値動きの周期をしっかりと判断し、転換点近くで取引が完了するように時間を挑戦して取引を行いましょう。
レンジ相場のリズムをしっかりと掴むことができれば、利益を獲得する可能性をあげることができるでしょう。
レンジからトレンドに転換時
3つ目の状況は、レンジ相場からトレンドが発生する瞬間です。
長期間レンジ相場が継続されていた場合は、スプレッド幅が小さくなっていることが多くあります。そんな状況で一定方向へのトレンドが発生すれば、設定されたレンジ幅を超えることができる可能性は高くなります。
インジケーターを活用し、適切なタイミングで取引のエントリーを行うようにしましょう。
ファンダメンタル分析に強い根拠がある時
最後のひとつは、経済指標などから大規模な価格変動が発生することが予測される場合です。
経済指標などにより、ファンダメンタルズ分析を実施すれば、大きな価格変動を予測することが可能です。
各国から発表される金融関係の規制や雇用統計の発表などの政治や経済の動きが、相場の値動きに影響を与えます。
特に突発的な発表であれば、設定されたレンジ幅が小さくなっていることも多くあります。
ファンダメンタルズ分析で相場変動のタイミングを的確に予測することができれば、高い確率でスプレッド取引による利益を獲得できるでしょう。
スプレッド取引のメリット
スプレッド取引の最大の魅力は、その高いペイアウト率にあります。ハイローオーストラリアの通常の取引では、各取引の時間によってペイアウト率が固定されていて、1.85倍から1.95倍の間で設定されています。
一方、スプレッド取引においては、そのペイアウト率は2.00倍となります。
当然のことですが、通常の取引と比べて、多くの利益を獲得することが可能です。短期間で大きな収入を獲得したい方には、スプレッド取引はおすすめの方法といえます。
スプレッド取引のデメリット
スプレッド取引のデメリットとしては、利益を獲得する難易度が通常の取引と比べて高いという点です。レンジ幅が設定されているため、ある程度の大きさの値動きがなければ、業者側の利益となってしまいます。
通常の取引であれば、もとの価格から少しでも予想した方に価格が変動していれば利益を獲得することが可能です。
しかしながら、レンジ幅が設定さているスプレッド取引であれば、その幅を上回る価格の変動が必要になります。
たとえば、もとの価格に5パーセントの幅でレンジ幅が設定されていた場合、4パーセントの値動きでは利益を得ることができず、5パーセントを超える値動きが必要となります。
同じ方向に価格が変動したとしても、一般の取引とスプレッド取引では結果が異なってしまうことも当然あります。
通常の取引であれば利益を得られていたのに、スプレッド取引を選択したばかりに利益を得られなかったということは珍しくありません。リターンの大きさと予測難易度の高さを考慮したうえで、スプレッド取引にチャレンジするようにしましょう。
ボラティリティーが大きい場面でのスプレッド取引が有効
ハイローオーストラリアのスプレッド取引とスプレッド取引の攻略法について理解は深められたでしょうか。
ここまでの説明で分かっていただけたと思いますが、スプレッド取引はハイリスク・ハイリターンな取引です。
通常の取引にレンジ幅が設定されるだけと安易に考えてしまいがちですが、そのレンジ幅を超えて予想を的中させることは簡単ではありません。
特に取引時間が短く設定されているTurbo取引の場合は、さらにその難易度は高くなります。
しかし、大きなリターンを期待できることも事実であり、的確に予想を的中させることができれば大きな利益を獲得することができます。その刺激もバイナリーオプションにおける醍醐味のひとつといって良いかもしれません。
通常の取引である程度の経験をつむことができた後は、ぜひスプレッド取引にもチャレンジしてみましょう。